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京都私立病院協会について

会長挨拶

京都私立病院協会会長 四期目の就任にあたって

令和元年5月22日の第7回通常総会で四期目の京都私立病院協会長に就任することとなり、新たな役員体制でスタートいたしました。
一期目からの就任以降、従来からの各種事業に加え、協会創立50周年記念事業、地域医療構想をはじめとした医療介護総合確保推進法による改革への対応、地域医療介護総合確保基金事業、京都府医療勤務環境改善支援センターの設置・運営など、多くの新しい重要案件に取り組んでまいりましたが、会員の皆様の多大なるご支援・ご協力により会務を進めることができましたことを心より御礼申し上げます。

令和に改元されて初年度となる本年度は、4月より働き方改革関連法が施行され、医師以外の時間外労働の上限規制(原則月45時間以下、年360時間以下)、労働時間の状況把握、5日間の年次有給休暇の取得などが求められることになりました。また、2024年4月施行予定の医師に対する時間外労働の上限規制(基本:年960時間以下、特例:年1,860時間以下)も見据えた対応も必須です。数多くの職種のスタッフが24時間体制の中で様々な勤務形態で働いている病院にとって、医療提供体制の維持と働き方改革の両立は容易ではありませんが、スタッフの健康や医療安全、将来の人材確保・定着のために取り組まねばならない重要課題です。
これに対し、当協会が京都府から受託運営している京都府医療勤務環境改善支援センターでは、研修会の開催、社会保険労務士・勤務環境改善推進員の病院訪問等による助言、「京都いきいき働く医療機関認定制度」の推進、センターニュースによる労務管理等の最新情報の提供等を通じて、会員施設が働き方改革関連法の施行に対処できるよう努めてきました。本年4月からの税制改正では、医療機関が勤務環境改善支援センターの助言を受けて作成した計画に基づき、1台30万円以上の勤務時間に資する設備を取得した場合の特別償却が認められることになりました。また、医師の時間外労働の特例水準(年1,860時間)を適用する医療機関に対する時間外労働短縮に必要な支援もセンターで担うことが厚生労働省から示されており、センターの役割はますます増えていきますが、その役割を着実に果たしてまいりますので、今後も積極的にご活用頂きますようお願いいたします。

5月には、皇位継承に伴う10連休中の医療体制への対応が課題となりましたが、会員施設では早くからその対応に取り組まれ、連休中の外来診療日の設置や通常の休日と同様の救急応需体制、医療機関同士の連携体制の確保に努め、京都府内の地域医療に支障は生じませんでした。会員施設が地域医療に空白をつくらないという強い使命感、責任感の下で対応された結果であります。今後も地域医療における民間病院の役割や必要性をしっかりと示してまいります。

10月には消費税率10%への引き上げ伴う診療報酬・介護報酬・障害福祉サービスの臨時改定が控えており、消費増税に伴う税負担の補填が十分に行われたかどうか、改定後の病院経営への影響を早期に把握・検証し、必要な対応を講じてまいります。また、2020年度診療報酬改定に向けての要望活動や会員への情報提供を行い、会員施設の経営改善と地域医療の充実に資する改定となるよう尽力いたします。

令和元年は協会創立55周年でもある記念の年です。「みんないきいき明るい病院」を記念事業のテーマに掲げ、中学校への訪問等により、病院の様々な職種やチーム医療の魅力や働きがいを紹介し、将来の病院医療の担い手を養成する取組を行います。記念式典、海外医療事情視察旅行、記念スポーツ大会も実施し、会員施設の結束を更に深める年にしたいと考えております。

これまでの皆様方のご協力・ご支援に対し心より御礼申し上げますと共に、役員一同、各種委員会での取組や研修会の開催、要望活動等により医療を取り巻く諸課題の解決に努め、医療の質の向上、医療・介護人材の確保・定着、経営改善等に寄与できるよう、第四期の2年間の重責を全うしてまいりますので、倍旧のご指導・ご鞭撻を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

令和元年5月23日
一般社団法人京都私立病院協会
会長 清水 鴻一郎