病院薬剤師さんに
魅力・働きがいをインタビュー

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病院薬剤師さんに魅力・働きがいをインタビュー!

ブランクがあったり、経験がなくても大丈夫!
チーム医療の一員として患者さんの治療に関われるのが病院薬剤師!
多くの薬剤師さんが病院で活躍しています。

向上心が病院勤務の糧に

INTERVIEW01

(京都市右京区にある病院の薬剤師さん)

父が薬局を経営していたことが薬剤師になった主なきっかけです。
大学卒業後、薬局に就職してから間もなく結婚を機に退職し、薬剤師としての仕事から離れ、子育てに専念していました。
子どもが中学生になり、子育てが少し落ち着いた時に、自分に何かできることはないかと思い、薬剤師の友人の勧めもあり、薬剤師として一からやり直したいという思いが強くなりました。
ブランクがありましたので、一から勉強するには、患者さんにも、医師・看護師など多くのスタッフとも関わることができる病院しかないと思い、病院薬剤師への復職を決意しました。
復職にあたり、年齢や経験のことが不安でしたが、現在勤めている病院は週3回の勤務から始めさせて頂き、上司の薬剤師も自分と同じように復職された方で、「一緒に頑張りましょう!」と励まして頂き、業務も親切・丁寧に教えて頂いています。
現在、医師から出された処方せんに基づく調剤業務、カルテと処方せんを見て記載ミスがないかどうかの確認業務、薬の飲み合わせのチェック等の業務をしています。処方せんを見てなぜこの薬が出されているのかはカルテを見てチェックができ、患者さんの治療や体調、薬の経過も良く分かります。病気と薬の関係がさらによく分かるようになりました。
窓口で患者さんに薬を渡して説明しているときに、「実は妊娠していて」といった話を聞くこともあります。そういう時にすぐ医師に確認して処方せんの内容に反映できるのは病院内の薬局ならではだと思います。
これからも患者さんのお役に立てるよう努めてまいります。

子育て経験も活かしながら

INTERVIEW02

(京都市山科区の病院薬剤師さん)

大学を卒業して病院薬剤師となって12年目です。
現在、調剤業務、服薬指導のほか、病棟での薬剤業務を行っています。
病院薬剤師になったのは、患者さんの疾患をトータルにみることができ、様々な業務を経験できるからです。病院では、内服薬、注射薬など、扱う薬剤は多様です。診療科目も多く、薬剤師同士はもちろん、医師や看護師等の医療スタッフ間の連携が欠かせません。医師に処方の根拠を直接聞けたり、カルテで治療方針を確認したり、看護師やリハビリ専門職とも薬のサポートで関わったり、様々な職種の方と接することができるのが病院薬剤師の最大のメリットです。
薬の説明に対する患者さんの受け止め方は千差万別です。きちんと服薬することは治療の一環として重要なので、丁寧な説明を心がけています。
私が関わっていた入院患者さんがお元気になられ、私に気づいて手を振って頂いたり、ありがとうと声を掛けて頂くことにやりがいを感じながら業務を行っています。
4歳の娘がいますが、休日出勤や当直の免除、時短勤務制度、子どもの看護休暇制度もあり、上司や同僚も子育てに理解があり、大変ありがたく思っています。現在の主な担当は産婦人科と小児科です。自分の子育ての経験も活かしながら、お母さん方にも寄り添っていきたいと思っています。

いずれは専門分野のある薬剤師に

INTERVIEW03

(京都市左京区の病院薬剤師さん)

薬剤師になって1年目は調剤薬局に勤務していました。ですが、処方せんから病気を推測する状況ではなく、もっと総合的に患者さんのことを考えられる“病院薬剤師”になりたくて2年後に病院へ転職しました。
病院では、入院患者さんの調剤、調剤の監査業務、注射薬のミキシング、服薬指導などを行うほか、病棟で医師や看護師、リハビリテーション専門職、ソーシャルワーカーなどによる会議にも参加しています。カルテやCT画像を見ながら疾患の状態や治療方針についてそれぞれの立場から意見を出し合います。分からないことがあってもその場で質問ができ、治療における薬剤への理解がとても深まります。
同じ薬剤課の中も和気藹々としていて、上司や先輩から薬や治療のことをはじめ、患者さんとのよりよいコミュニケーションの取り方なども丁寧に教えて頂いています。
病院に勤めているからには、「この分野の専門はこの人!」と言ってもらえるように、いずれは専門分野を持った薬剤師になりたいと思っています。私にとって病院薬剤師は一生続けていきたいかけがえのない仕事です。

患者さんとの結びつきを大切に

INTERVIEW04

(長岡京市の病院薬剤師さん)

「人の役に立てる職に就きなさい」という両親の教えもあり、薬剤師を志望しました。
薬の卸業、調剤薬局での勤務を経験し、患者さんのことを総合的に考えたいと思い病院で働きたいと思うようになりました。
15年前から勤めている現在の職場は精神科の病院です。当直や夜勤はなく、協力し合って業務を行う環境も整っていて、当時子育て中だった私にはぴったりでした。
精神科の患者さんの中には、体調の変化を伝えたり、薬を飲むことが苦手な方もいらっしゃいますが、何度も服薬指導に通っているうちに話して下さるようになることもあります。
患者さんとの会話から体調の変化や薬の副作用などに気づいて医師にフィードバックしたこともあります。こういったことは、日頃から患者さんと接していたり、医療スタッフとの連携があってこそ判断できるものだと思います。薬を通して、患者さんとの結び付きの大切さを実感しています。
これからも患者さんの状態をよく把握し、薬剤師としての専門性を活かせるよう努力し、患者さんの苦痛や不安を和らげるお手伝いが出来たらと思います。