毎月様々な看護現場で活躍中の看護職さんが登場し、現場の魅力を発信しています。
障害や年齢を重ねて生きていく中で、一つ一つ増えていく不自由さに向き合い、多職種と共に必要な社会資源や援助を学べる看護をしたいと思いました。診察や治療の補助を行う看護業務とは異なり、在宅で生活を行う高齢者の方の不安や不自由さに寄り添い、言葉や思いを聞き必要な援助をしたいと思いました。
看護学校を卒業後、急性期の脳外科病棟に就職しました。そこでは普段と同じ日常を送っていた人が、突然の病気の発症により身体的障害を持つことになった場面に多く関わってきましたが、身体回復と残存機能維持のために行われるリハビリでの、専門職のアプローチの重要性を学ぶことができました。その学びを多職種とともに活かせる職場だからです。
少子高齢化の社会的問題が言われる中ですが、現場は尊敬する人生の先輩方が、在宅での生活維持のためにリハビリに熱心に取り組まれ、活気のある場所です。日々、通所看護の魅力を感じながら働いています。