2012年2月1日
高齢者を対象にした臨床の現場において、予てから「回想法」が注目を集めており、既に実践されている施設も多いことと存じます。回想法は、過去の経験について振り返って考え、それを他の人に話したり、評価をしたりするという心理学的援助の一つの方法です。
回想法の実践により、認知症高齢者に情緒の安定・人との交流の活発化・自発言語の増加・集中力の増強などの効果が期待され、健康な高齢者の介護予防、寝たきり防止にも有用であると考えられています。すでに欧米を中心に長年にわたって高齢者に関わる様々な職種に取り入れられ、豊富な臨床・実践および研究が展開されており、日本でも回想法を実践している医療機関や高齢者施設が増えております。
この度、回想法の専門家であります上智大学総合人間科学部教授の黒川由紀子先生をお招きし、「回想法」をテーマにご講演いただきます。
高齢者の介護・援助の実践にお役に立つ内容ですので、ご多忙の折とは存じますが、万障お繰り合わせの上、是非多数のご参加を賜りますようお願い申し上げます。
日時 平成24年2月22日(水) 午後2時30分~午後4時30分
場所 キャンパスプラザ京都 第2講義室
テーマ 「 回 想 法 」
講師 上智大学総合人間科学部 教授
黒川 由紀子 氏
対象 回想法に興味のある方
※職種は問いません。会員にかかわらず、興味のある方は是非ご参加下さい。
参加費 1,000円
※参加ご希望の方は、以下の参加申込書に必要事項をご記入の上、ファックスで京都私立病院協会事務局(FAX.075-354-8802)まで送信してください。