2025年1月28日
当協会は、京都府内におけるアレルギー疾患の医療提供体制について協議を行うために京都府が設置している「京都府アレルギー疾患医療連絡協議会」に参画しています。
このたび、厚生労働省から花粉症予防に関する普及啓発について京都府を通じて依頼がありました。その内容は以下の通りですので、会員施設におかれましても花粉症にお悩みの方への周知等、花粉症対策の取組推進にご協力をお願いいたします。
アレルギー疾患対策基本法(平成26年法律第98号)の対象アレルギー疾患の1つである花粉症については、令和5年4月より「花粉症に関する関係閣僚会議」が開催され、発生源対策、飛散対策、発症・曝露対策を3本柱とする「花粉症対策の全体像」(令和5年5月30日)【参考1】及び「初期集中対応パッケージ」(令和5年10月11日)【参考2】が取りまとめられました。
これらの中では、発症・曝露対策としての花粉症予防行動や、花粉の飛散開始に合わせた早めの対症療法の有効性に関する周知が盛り込まれております。
下記啓発用資材【参考3】等も活用しつつ、花粉症にお悩みの方へ上記内容を周知するなど、花粉症対策の取組推進に御協力をお願いします。
また、一般的に花粉の飛散量は、雄花の着花量(花粉生産量)に大きく依存します。環境省が実施した「令和6年スギ雄花花芽調査」【参考4】の結果においては、スギ雄花の着花量について、地域によりばらつきはあるものの、過去10年平均値と比べると、全国的にやや増加しており、近畿地方、特に京都府では顕著に多い傾向が見られますので、周知の際の参考としてください。
記
【参考1】花粉症対策の全体像
・ 概要
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/230530_gaiyou.pdf
・ 本文・工程表
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/230530_honbun.pdf
【参考2】花粉症対策 初期集中対応パッケージ
・ 概要
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/231011_gaiyou.pdf
・ 本文
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/231011_honbun.pdf
【参考3】啓発用資材
・リーフレット
https://www.env.go.jp/content/000194676.pdf
・掲示用資材
https://www.env.go.jp/content/000194871.pdf
【参考4】令和6年度スギ雄花花芽調査の結果等について
https://www.env.go.jp/press/press_04186.html